訪問・障がい者・摂食嚥下

訪問・障がい者・摂食嚥下

往診・訪問診療・障がい者診療・摂食嚥下


私は歯医者ですが、そもそも“歯”は「口腔」という臓器器官の一部なのです。
つまりは「口」という臓器なのです。

よくよく考えてみれば、改めて大切なことに気づかされる器官です。
その役割としては、

・生きるための栄養を摂る唯一の器官
・生体維持として大切な呼吸が鼻以外でできる場所
・人間が知的な動物として、人が人たる所以(ゆえん)である「会話によるコミュニケーション」を発する場所(バーバルコミュニケーション)
・変化に富む豊かな表現で感情や気持ちを表す、表情の構成部位(ノンバーバルコミュニケーション)
・集団社会生活の中での第一印象や、見た目を決定づける重要要素(自尊心・アイデンティティ(自我)確立)



歯科の立場で言えば、“生きる事とは「死ぬまで栄養を摂り続けること」なのです”



“歯”単体というのではなく、生きていく上で栄養を供給する入口としての“口腔”全体、ひいてはそれが身体全部へと繋がるという考えなのです。
よって「働く機能」や「食べ方」、「動き方」なども当然知っていないといけません。
それは舌であったり、飲み込み方であったり、ほっぺたの動きであったりするわけで、それら全てを理解していくことが重要です。

歯のパーツ単独ではなく“機能して食べれて、栄養が摂れる”ところで初めて、口腔としての役割となるのです。



本来は“歯”単独でどうのこうのというのではなく、総合的な知識見識をもたなければ“本当の意味での医療”として成立しないのではないかと思います。


比較的弊害が出やすいのが高齢者であったりして、筋力や機能の低下(フレイル)だとか脳梗塞や他の全身疾患などで上手く食べられない、飲み込めないという摂食・嚥下障がい(口腔機能低下症)。

また、通常治療が比較的困難な身体的障がい、知的な障がいなども含めて多種多様な問題があります。

さらには寝たきりや体が悪くて歯医者に通えないなど、歯医者に行きたくても行けずに困っている人々もいます。

これら個々の状況をよく理解した上で、それぞれに応じた対応が必要となります。


例えば往診や訪問診療の場合、患者さん本人はもちろんのこと、サポートする家族の心の葛藤(「迷惑をかけているのではないか」「思うようにならない憤り」)もあったりするので、歯医者の診療室とは別のステージを治療目標とする場合もあります。

健康な人と同じような治癒がゴールではなく、今の状態よりももう少しだけ良い状態を目指すことや、または現状を維持するなど、個別の状態を理解した上で生活背景や心の移り変わりを考え気遣いながら、往診や訪問診療を行う必要があります。

往診や訪問診療で行う口腔ケアは、誤嚥や肺炎予防などに有効な手段の一つとなり得たりします。



これらのことは特殊なように思われがちですが、実際には健康な人にも悩みだったり憤りだとかはあったりしますよね。根本的にはそれらの垣根はなく、診療する側のスタンスとしては何も変わりません。
(ただし、往診や訪問診療では診療室でできる治療レベルまでは行えないという場合もあります。)

誰しもいつか寝たきりになる可能性があるわけですから、そういう先のことを考えると、ホームページの冒頭にも書きましたが安易なインプラント第一選択というのも考えものです。



寝たきりの人などは人生の終末期に関わっていく部分なので、人としての尊厳の面も考えていかねばなりません。つまりは“歯”だけではなく、精神的なことなどを含めた“より深い知識”も得ておかなければいけないと思いますし、それに伴って関わる人々の心の葛藤や移り変わりも理解していく必要があるかと思います。


往診や訪問診療などは当院が休日で、対応ができる日時にて対応させていただこうと思っています。



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